ボーイングのスターライナー宇宙船、無人飛行試験を7月31日に実施へ 打ち上げ準備進む

NASAとボーイング社は、日本時間7月31日(土)午前3時53分新型の有人宇宙船「CST-100 Starliner(スターライナー)」の無人軌道飛行試験(OFT-2)を実施すると発表しました。

この試験は無人で行われる予定で、有人飛行に向けた最終試験となります。成功すれば次の打ち上げで、宇宙飛行士がいよいよ搭乗する可能性があります。このミッションでは、スターライナーの打ち上げ、軌道投入、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキング、地球への再突入、着陸の各段階の試験とデータ収集を実施します。宇宙船の打ち上げは、アメリカ・フロリダ州にあるケープカナベラル宇宙軍基地第41番発射台からULA(ユナイテッド・ローンチ・アライアンス)のアトラスVロケットを使用して行われる見込みです。なお、打ち上げの時間は当日の天候や機器の調整などで変更となる場合があります。

アトラスVロケットの先端に取り付けられるスターライナー宇宙船(Credit:NASA/ULA)

【▲ アトラスVロケットの先端に取り付けられるスターライナー宇宙船(Credit:NASA/ULA)】

スターライナー宇宙船は打ち上げから約31分後、所定の軌道に投入される予定です。その後、ISSへ接近し、日本時間8月1日午前4時6分(予定)にドッキングします。宇宙船には180kg以上(約400ポンド)のNASAの荷物とクルーの生活物資が搭載されます。また分離時には250kg以上(約550ポンド)の荷物を地球へ持ち帰ることになっています。

スターライナー宇宙船はNASAの商業乗員プログラム(Commercial Crew Program)の一環として、ボーイング社とNASAが共同開発しました。同時期に選定されたスペースX社のクルードラゴン宇宙船は、すでに3回の有人飛行に成功しています。スターライナー宇宙船もクルードラゴン宇宙船の後を追うように、2019年12月に1回目の無人軌道飛行試験(OFT-1)を実施したものの、機器の不備により宇宙ステーションへドッキングできずに地球へ帰還しました。今回行われるOFT-2は、そのリベンジとなります。

 

Image Credit: NASA/ULA
Source: NASA
文/出口隼詩

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