星がまばらな珍しい球状星団パロマー1

ハッブル宇宙望遠鏡がとらえた、ケフェウス座の球状星団パロマー1。球状星団は一般的に星が球状に密集していますが、パロマー1は一般的な球状星団とは異なり星がまばらです。

球状星団はバルジや銀河円盤の外側、「ハロー」と呼ばれる領域に存在しています。銀河の中で最も古い天体で、非常に古い星を含む一方でガスを含んでおらず、星形成がほとんど起きていません。

パロマー1の年齢は一般的な球状星団の半分程度、63億〜80億歳と見られており、球状星団としては若い天体です。天の川銀河のハローを漂うガスから何らかのきっかけで星が形成され、パロマー1ができたのかもしれません。あるいは天の川銀河が星の集団をとらえた可能性もあります。おそらく天の川銀河の重力に引き寄せられる前は宇宙を漂流していたか、あるいは天の川銀河と合体した矮小銀河の残骸かもしれません。

パロマー1の周辺や星々の間には、遠方の銀河が多数映り込んでいます。

2011年1月24日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」の画像です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA

(参照)ESA/Hubble

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