ハッブルがとらえた、さそり座の惑星状星雲ESO 455-10

この画像は、さそり座の惑星状星雲ESO 455-10をハッブル宇宙望遠鏡が撮影したものです。中心星を取り巻くガスの殻が青く見えています。

惑星状星雲は、太陽程度の質量の星が一生の終わりごろに見せる姿です。星が老齢になると膨らんで赤色巨星になり、やがて赤色巨星の外層のガスが星から離れて周囲に広がっていきます。中心星からの紫外線が、広がったガスを電離させて輝いているのが惑星状星雲です。

かつて中心星の外層部分だったESO 455-10の楕円形の殻は、星雲についての情報も提供してくれます。星雲の北側にある非対称な弧は、ESO 455-10と星間物質との相互作用を示しています。

惑星状星雲の広がっていくガスには、恒星内部で生成された重い元素も含まれます。そのような元素は、次世代の星を形成する材料にもなります。

画像は2021年1月25日にリリースされた、ハッブル宇宙望遠鏡の「今週の1枚(Picture of the Week)」です。

Image Credit: ESA/Hubble & NASA, L. Stanghellini

(参照)ESA/Hubble

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